脱炭素社会に向けてCO2排出量が少ない緩衝材をご紹介
環境
文末では従来の製品よりもCO2削減に繋がるアイテムをご紹介しています。
この記事の目次
脱炭素社会に向けた緩衝材業界の取り組み
2020年10月、政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラル(※1)を目指すことを宣言しました。
(※1)環境省 https://ondankataisaku.env.go.jp/carbon_neutral/about/
株式会社和泉_バイオマスプラマーク取得のナノ2エアセルマット
環境省が石油系プラスチックの代替品として”バイオプラスチック”を推奨しており、同社はバイオマスプラスチックを30%使用した”ナノ2エアセルマット”という環境に優しい製品を開発し、販売しています。
”ナノ2エアセルマット”は次の3点の特徴から温室効果ガス排出の抑制を期待できます。
- バイオマスプラスチック原料を30%使用→自然由来の原材料の採用
- 製品の軽量化→使用原料の削減により二酸化炭素を抑制
- 焼却時に炭素化を促進する添加剤の使用→大気中に排出する二酸化炭素を抑制
同社のものは砂糖を採取したあとに残る廃糖蜜という、本来廃棄される部分からバイオPEを製造しており、原料栽培から樹脂製造の工程において3.09KgCO2/Kgの二酸化炭素を吸収すると推計されたそうです。(二酸化炭素の排出量がマイナス3.09Kgとなる)
しかし、残念なことに生産効率が低く、石油系のものに比べると高価であることが課題だそうです。
生産効率が低い理由は、バイオエタノールからバイオエチレンを精製できるのはその50%程度であることだそうですが、精製されなかった残りの50%の物質は”水”なんだとか。水なら自然にかえりますよね。
その点も踏まえて、この原料の採用に踏み切ったそうです。
価格ではなく“脱炭素社会の実現に向けてとことん環境に優しいもの”を第一に考えている(株)和泉さんの取り組みを今後も応援していきたいですね!
川上産業_リサイクルの取り組み、再生原料プチ
リサイクルへの取り組み
使用済みのポリオレフィン材(気泡緩衝材、ポリ袋、ストレッチフィルムなど)なら、自社製品以外のものも回収してくれるそうです。
原料がリサイクルされれば焼却時に発生するCO2の排出量を抑えることに繋がります。
再生原料プチの製造
原料発掘から製造、輸送、廃棄までに排出される二酸化炭素量を、再生原料プチと再生原料を全く利用しないプチプチ1本で比較すると、約34%減らす事が可能だそうです。
気泡緩衝材を利用するときに最もCO2の排出が多いのは原料採掘〜原料精製、焼却処分時です。
再生原料を利用することでその過程を省くことが出来、大幅なCO2削減に寄与しているということですね。
川上産業は使用済みの製品をリサイクルする仕組みで「プラスチックゴミの削減」と「CO2削減」両方の課題解決を進めています。
さらに自然由来の製品も開発も取り組んでいて、脱炭素社会に向けて1歩先に進んでいる印象を受けました。
川上産業の再生原料プチについて詳しくはコチラhttps://www.putiputi.co.jp/products/844
ストロパックジャパン_生分解性100%のバラ緩衝材
1073年からバラ緩衝材を製造しているストロパックジャパンは、完全に肥料化が可能な植物デンプン製と発砲スチロール製の2種類の原料を採用しています。
エコホールドは主にコーンスターチを原料とし、微生物により水と炭酸ガスに分解される製品です。
水溶性で100%の生分解性を誇ります。
全てが自然にかえる、環境に優しい製品を長年作り続けているメーカーです。
まとめ
- 原料は石油由来ではなく、植物由来を選ぶ
- 廃棄は燃えるゴミではなくプラスチック資源ごみでリサイクル
- 再生原料を利用したものはごみ削減、CO2排出の両方に貢献できる
オススメな梱包材
3,362円(税込)
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3,300円(税込)
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22,561円(税込)
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