プロが教える!巻きダンボールの使い方

【2019-07-30】【2022-09-15】更新

商品紹介

梅花堂紙業スタッフこんにちは。梅花堂の服部です。
梱包でお困りごとはありませんか?
パッケージと梱包材に携わって100年になる企業の梅花堂が、
梱包のお困りごとのお手伝いをさせていただきます。
いまや何でもインターネットで購入できる時代です。
ヤフーオークションやメルカリの普及で自己発送する方も増えましたね。
「大きいもの、長いもの、箱に入らないもの」の梱包で困ることはありませんか?
このお悩みにぴったりの梱包材である「巻きダンボール」について、
梱包材のプロ集団である梅花堂が、その特徴と使い方を徹底解説します!

巻きダンボールってどんなもの?

「片面ダンボール」「片側ダンボール」と呼ばれる梱包材です。
それをロール状に巻いてあります。

一般的なダンボールとの違い

一般的なダンボールシートは、
「ダンボール紙+なみなみ+ダンボール紙」の三層で構成されています。
「板状」ですので、ダンボール箱などに加工することが可能です。
巻きダンボールは、
「ダンボール紙+なみなみ」の二層で構成されています。
その為、なみなみを内側にすれば巻くことが出来ます。
一枚で自立する程度の強度はありますが、箱に仕立てることは出来ません。

巻きダンボール

材質

材質は作っているメーカーにより様々です。
参考までに当店の巻きダンボールの取り扱いのある材質は、
クラフト(柔らかめ)、B段(標準)、A段(堅め)の3種類ございます。
一般的にはB段(標準)程度が多く見られます。
  • クラフト(柔らかめ):加工が一番しやすい為、小さなものの梱包、工作向き
  • B段(標準):精密機器、割れ物、箱の底に敷く、引っ越しの養生材向き
  • A段(堅め):家具、家電などの重量物向き

サイズ

一般的には、1000mm幅程度が多く見られます。
巻き数は多くても50m程度です。それ以上だと重くて持ち上げられません。
当店の取り扱いは300、400、600、900、1200mm幅の5種類ございます。

巻きダンボールの特徴

  • 好きな大きさにカットすることが出来る
  • 好きな位置で折り曲げることが出来る
  • クッション性がある
巻きダンボールでワインを梱包

巻きダンボールのオススメの使い方5選

梱包から発送まで

梱包でのお悩みTOP3(当社調べ)
  1. 「梱包しようと思ったら丁度良いサイズの箱がない」
  2. 「大きいもの・長いものの梱包」
  3. 「割れ物の梱包」
1位、2位のお悩みには巻きダンボールがぴったりです!
3位のお悩みもプチプチを組み合わせれば巻きダンボールが大活躍。
特徴に書いた通り、巻きダンボールは好きな大きさにカット出来るので、中身に合わせてカットして、くるくる巻いてガムテープで止めればOK。
巻きダンボールだけでは心配な場合は、プチプチで巻いてから、巻きダンボールで包んでください。
ダンボールに送り状を貼って発送することも出来ます。
中身が見えず安心です!

箱の底に敷く

巻きダンボールにはクッション性がありますので 、ダンボール箱の底に敷くと上下からの衝撃を吸収してくれます。
中身と箱がスレて傷がつくことも防いでくれます。

床・壁の養生

巻きダンボールは、引っ越しや工事現場での作業中、内装を傷つけないようにする養生材にも最適です。
2LDKのマンション程度の広さであれば、50mの巻きダンボールを1本持って行けば床も壁も養生できるでしょう。

猫の爪とぎ

巻きダンボールの使い方は広げて使うだけではありません。
丸めた時の断面は、猫の爪とぎに最適です。
幅の短いタイプを選ぶと置き場所にも困りません。

巻きダンボールの断面は猫の爪とぎに最適

工作

子供たちの夏休みの工作にダンボール工作はいかがですか?
細長く切って箱に道を作り、ビー玉が転がるような迷路を作れば、世界に一つだけのオリジナル作品を作ることが出来ます。
大きく切って上から吊るして人間が通ることができる迷路も作ることができます。
加工しやすいという特徴を生かした使い方です。

巻きダンボールで包むオススメの中身7選

  1. 家具:組み立て済みの家具を発送するときの保護材として巻く
  2. ギター:複雑な形のギターは、ケースに入れた上でネックとボディを分けて包む
  3. 絵画:プチプチやライトロンで包んだ上から、巻きダンボールで覆う
  4. 自転車:フレームなどが傷がつかないように巻く
  5. 釣り竿:プチプチで包んだ上から巻きダンボールを巻きガムテープで止める
  6. 漫画全巻セット:プチプチで20巻ずつ包み、まとめて巻きダンボールで梱包後、紐をかける
  7. 自動車部品:オイルがついても巻きダンボールが吸収してくれます

購入できる場所

まとめ

巻きダンボールは「ダンボール紙+なみなみ」の2層構造で、一般的にはB段(標準)が使用されています。
引っ越し時などの梱包に使用されることが多い梱包材ですが、素材、サイズの違いで幅広い用途に使用可能です。
梱包物や使用方法により最適な巻きダンボールをお選びいただき、是非ご活用ください。

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