防災
こんにちは!梱包材緩衝材の梅花堂、スタッフの植原です。
防災週間ということで、
私はこの時期になると、避難用品の中身をチェックして
非常食の交換などをするのですが、
いつも悩むのは「避難用品はどこにしまっておくのが正解なのか」ということです。
邪魔にならない場所で、いざというときにすぐに持ち出せる場所が理想です。
そうなると、押し入れの奥にしようか、やっぱり手前にしようかと、悩んでしまいます。
今回は、そのことについて考えてみました。
災害時には、最寄りの避難所へ行くことになるはずですね。
しかしここ最近は、避難所へ行くという選択をしない方や、避難所に行くけれどもそこでは過ごしたくないという方が増えているというアンケート結果報告が発表されました。
アンケートを実施したのはセゾン自動車火災保険。
対象者は、自家用車を所有している40代・50代の男性でした。
働き盛りで、責任のある立場の方が多い世代の方の声。どんな結果だったのでしょうか。
その中でも、被災経験者の方、
つまり避難所の経験を一度でもした方は43%もの方が、「車中泊」と答えています。
コロナ禍ということもあり、避難所での感染リスクを心配する方は多いと思います。
そして、着替えの配慮などのプライバシーがなくや騒音などのストレスが溜まってしまうこと、
子供やペットが周りに迷惑がかけてしまうこと、
高齢者の家族の体調を不安視する意見などがありました。
避難所経験のある方へのアンケートで、「車中泊を希望したい」が43%だったのに対し、
「屋内避難を選びたい」という回答も39%ありました。
「屋内避難を選びたい」と回答した理由を見てみると
「準備不足」
「避難に必要なものを持っていない」
というものが多く寄せられていました。
避難時に車中泊をできるようにするには、
車の中に避難用品があるということが必須条件だということですね。
つまり、「避難用品は車に積んでおく」ということがベストと言えそうです。
「災害に備えて避難用品を車に積んでいますか」というアンケートに、37%の方が「はい」と回答しています。
特に、被災経験者の方は50%以上の方から「常に積んでいる」と回答がありました。
そして、ここで特筆すべきことは「常に積んでいる」と答えた方のほとんどが、
東京、大阪、名古屋といった都市に住む人だったということです。
人口が多いため、災害時に避難所に人があふれて入れないことを考えているのではと思われます。
被災経験者で車に避難用品を積んでいるという方に、どんなものを載せているかというアンケートには、こんなものがありました。
簡易トイレを多くの方が挙げられていました。
自身の避難経験から必要性を強く感じたものだと思います。
実は、避難所のトイレは使えないこともよくあるのです。
故障、汚物処理が追い付かないなどの理由で使用不可になっていた
断水で流せなくなっていた
トイレのある場所までが遠かった
混みあっていて行列ができていて、なかなか使えなかった
実際、東日本大震災では避難所のトイレが壊れて使用できず、
仮設トイレの設置まで3日間かかったという施設が34%もありました。
非常時であっても、排泄を止めることはできません。
ついつい食料と飲料水の準備を優先しがちなのですが、非常時こそトイレの確保が必要です。
避難用品に、ぜひ簡易トイレの準備を入れておいてください。
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