アイデア
暑い夏が近づく中、エアコンが欠かせない季節がやってきます。
しかし、発電に使用する燃料価格が落ち着いたことで2024年5月に政府からの電気代補助が終了し、6月使用分(7月請求分)の電気料金は大手電力会社10社全てで値上がりします。
家計の負担が増加するため、少しでも節電に取り組みたいところですが、今年の4月の日本の月平均気温が統計以来1位の高温を記録し、今年も暑い夏になると予想されています。
そこで、梱包材に携わって100年の当店が、テレビやメディアで毎年取り上げられている「プチプチを使った節電方法」をご紹介します。
今回ご紹介する方法は、会社の事務所でも実践可能です。ぜひ、電気を多く使い始める前に対策をしてみてください。
この記事の目次
暑さ対策は窓から始めるのが効果的です。なぜなら暑さの7割は窓から伝わるからです。
まず、一般的なプチプチを使って部屋を涼しくする方法をご紹介します。
重要なポイントは「粒側」を窓に向けることです。(三層品の場合はどちらの面でも構いません。)
そうすることで、粒の内側や隙間に空気の層が作られ、室内の冷たい空気を逃しません。
※窓に貼るテープは、跡が残りにくい種類がおすすめです。
アルミ付きプチプチは一般的なプチプチより効果を得られます。
また、カーテンレールがある部屋の場合はこちらの方法がおすすめです。
ポイントは、アルミなしのプチプチと違い「アルミ側」を窓に向けることです。アルミが熱を反射し断熱効果が得られます。
どれくらいの差が出るのか、簡単に実験をしてみました。
※計測した時間帯が少し違うため、窓際の温度が異なりますが、ご参考までに結果をご報告致します。
計測時刻 | 窓際温度 | 室内温度 | 温度差 | エアコンをONにして 30℃→28℃になるまでにかかった時間 |
冷房効果をキープできた時間 28℃→30℃に戻るのにかかった時間 |
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窓ガラスのみ | 11:06 | 32.9℃ | 29.0℃ | 3.9℃ | 17分 | 56分 |
レースカーテン | 11:32 | 32.7℃ | 28.0℃ | 4.7℃ | 16分 | 61分 |
プチプチ | 13:56 | 35.1℃ | 30.0℃ | 5.1℃ | 16分 | 77分 |
アルミプチ | 13:36 | 35.7℃ | 29.0℃ | 6.7℃ | 14分 | 120分 |
※部屋全体の温度を一定にするようにサーキュレーター使用
※エアコンの製造年度は2019年パナソニック製
エアコンを使用しない場合の窓際温度と室内温度の差
窓ガラスのみとアルミプチを比べると、両者には2.8℃も差が出ます!
アルミプチを窓に下げるだけでも室内の温度を下げる効果がありました。
エアコンの設定温度に到達するまでにかかった時間
窓ガラス、レースカーテン、プチプチの3つは16~17分。アルミプチが最も短く14分。
さほど差はないように感じます。これは最近のエアコンの性能向上の成果だと言えるでしょうか。
エアコンの設定温度をキープできた時間
アルミプチが飛び抜けて長かったです!
冷房の効果をキープしてくれるのは嬉しいですね。夜間のタイマーが切れた後もしばらく快適に寝ることができそうです。
プチプチを使った簡単な節電方法を取り入れることで、暑い夏を快適に過ごしながら電気代を節約することができます。
梱包材のプチプチはホームセンターやオンラインで手軽に購入できますので、ぜひこの夏の節電対策に活用してみてください。
この記事では使用した「アルミ付きプチプチ」はこちらです。
標準的な透明プチプチでも効果は得られますが、より効果を高めたい場合には、アルミ付きや三層品プチプチがおすすめです。
固さやコシに違いが出てくるため、設置場所やご利用の状況に合わせてお選びください。
<効果>
アルミが外からの光を反射して、窓からの熱の流入を防ぎます。
プチプチの保温効果でエアコンの冷気を逃さず、高い断熱効果が期待できます。
メーカーの試験データによると、アルミプチをカーテン状に吊るした窓と、吊るしていない窓とを比較した場合、なんと18.8度の差が出たそうです。断熱効果が高いと冷房効率も上がり節電にも繋がりますね。
3,267円(税込)
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