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こんにちは。
梅花堂の服部です。
あっという間に師走ですね!平和に2020年を迎えたいものです。
新たな気持ちで新年を迎える為に、大掃除や家の中の整理に勤しむ時期ですね。
防災グッズの見直しもついでにされる方も多いのではないでしょうか。
消耗品の期限や簡易トイレなどは付属品のチェックもお勧めします。
凝固剤について
凝固剤の主成分は高分子ポリマーで、水分と混ぜるとゲル状態に変化します。
例えば介護の現場で嘔吐物を処理する時に混ぜて固めたり、簡易トイレの排泄物を固める時に使用します。
簡易トイレや汚物処理に付属する凝固剤、どんなふうに固まるのか見てみたいと思い、動画で撮影してみました。
実験では500mlの水に一包の凝固剤を溶かしました。
高分子ポリマーが水をゲル状に固めていきます。
500mlなら5分程度で完全に固まり、逆さにしても一滴も落ちませんでした。
ずっと使える?凝固剤の使用期限は?
凝固剤にも使用期限があるのはご存知でしょうか?
凝固剤の消費期限は5年〜10年です。
製品により異なりますが約7年が多いようです。
保存環境によって異なりますが、湿気が多い場所では劣化を早めます。
簡易トイレなどを持っている方も、1年に一度は見直して、買い替えの判断をした方が良さそうです。
いざと言う時に機能しなくては困りますから。
保管について
凝固剤は水分に反応してゲル状に変化します。
保管には以下の2点をご注意ください。
- チャック付きのビニール袋に入れて保管する
- 保管場所は高温多湿、直射日光を避ける
凝固剤はトイレに流してもOK?
凝固剤の成分の正体である”高分子ポリマー”はトイレに流すと詰まり、故障の原因になります。
同じ成分を使っている紙おむつや整理用品も同様です。
塩を入れると溶解するとも言われていますが、溶けるわけではなくポリマーが小さくなるだけでゲルは残ります。
大丈夫そうに見えても狭いパイプでは詰まってしまいますので、凝固剤は絶対に下水に流さないでください。
使用後の凝固剤は汚物袋ごと燃えるゴミとして廃棄しましょう。
まとめ
メリット
- 汚物や尿の水分を固め、漏れない
- 嫌な臭いも閉じ込めることができる
- サルモネラ菌などを封じ込め感染症のリスクを抑える
デメリット
- 使用期限がある
- トイレには流せない
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